Mac gitを最新バージョンにする

MacデフォルトのGitを確認する

Gitは、Macにデフォルトでインストールされています。 バージョンの末尾に、(Apple Git-xxx)と付くのがMacにデフォルトで入っているGitとなります。

$ git --version
git version 2.30.1 (Apple Git-130)

gitのサイトで最新バージョンを確認すると2.36.1なので最新にアップデートします。 今回はHomebrew経由でインストールしたgitを使用します。

Homebrewとは

Homebrew(ホームブリュー)とは、Gitなどのパッケージのインストールやバージョンアップなどを行う、macOS用のパッケージ管理ツールです。

MacデフォルトのGitでもその機能に変わりはありませんが、バージョンを簡単に変更できないと言ったデメリットがあります。

そこで、「Gitのバージョン管理を楽にする」ことを目的として、Homebrewを使ったインストールを行います。

Homebrewで最新のgitをインストール

Homebrew自体はインストールしていましたが、Homebrewのgitはインストールしていないのでインストールします。

$ brew install git

PATHの設定が必要

インストールが終わった状態でgitのバージョンを確認するとまだMacのデフォルトのgitが表示されます。これをHomebrewのgitを使用するようにシェルにPATH設定をしないといけません。

シェルとは

シェルとは、ターミナルに打ち込んだコマンドを実行してくるプログラムです。このシェルに「HomebrewでインストールしたGitを使ってね」と教えてあげる必要があります。

シェルにHomebrew経由のGitパスを通す

使用しているシェルの確認

$ echo $SHELL
/bin/zsh

/bin/zshが出てきた場合はzsh(ゼットシェル)を利用しています。

.zshrc(ゼットシェル ラン コマンド)ファイルにGitのパスを記入

viコマンドで、.zshrcを開きます。

$ vi ~/.zshrc

開いたファイルをインサートモードにする『iキーを押す』下記のように画面が変わります

-- INSERT --

パスを記入する

# HomebrewのGitを使うパス
export PATH=/usr/local/bin/git:$PATH

インサートモードを終了する『esc(エスケープ)キーを押す』

変更を保存する『:wq』

変更を確認する(もう一度開く)

$ vi ~/.zshrc

何もせず終了する『:q』

シェルを再起動する

シェルは起動時にファイルのパスを見ますので、変更を反映する場合はターミナルを再起動する必要があります。

そのコマンドが下記になります。

$ exec $SHELL -l

参照しているGitを確認する

$ git --version
git version 2.36.1

成功していれば(Apple Git)が付かないバージョン情報が表示されます。

今回、めちゃくちゃ参考にさせていただきましたサイトです。

【MacOS】Homebrew経由でGitをインストールする方法 - 独学プログラマ